【大紀元日本6月9日】中国黒竜江省チチハル市の廃品回収所で6月5日、有毒ガスのホスゲン漏れ事故が発生し、18人が病院に運ばれた。
新華社によると5日、チチハル市鉄鋒区の光宇廃品回収所の施設内で2人の作業員が廃棄された古い鉄の容器2本を切断したところ、気体が漏れ出し中毒を起こした。病院に運ばれた18人中3人が死亡、1人が緊急治療中で残りの14人も入院中で様子を見ている。
チチハル市は松花江沿岸に位置する。松花江は最後に黒竜江(アムール川)を経て海へ入る。このため、5日に発生したこの事故はロシアの注目を集めているという。 ロシアメディアによると、ロシア首相プーチン氏は極東地方当局に24時間空気と水質を監視する命令を下しているという。
*ロシアの抗議
6日金曜の早朝、ロシア環境部長はこの漏えい事故について中国側からの情報提供が遅れたことに対し抗議し、情報提供を要求した。情報では、ロシア外交部はすでに中国環境保護部が提供した関連情報を受け取ったと伝えられている。
露外交部が中国側からの説明を引述し、中国人作業員がホスゲンの鉄製容器を切断した時事故が発生。漏れ出したホスゲンで3人が死亡、8人が中毒を起こしたと伝えている。また中国は漏れた容器や他の類似した鉄製容器の廃棄処理は終了しており、この事件による現地土壌と大気汚染はない、従って下流であるロシアは環境への影響に対する心配は不要であると発表しているという。
ホスゲンの化学名は二塩化カルボニル。有毒化学物質で農薬や薬物、印刷物などに使用されている。
2005年松花江で発生した水汚染事故ではハルピン等の都市で飲用水の一時中断を行っただけではなく、下流のロシアでも汚染物質の影響により注目を集めた。
事故発生後、ロシア遠東区では辺境付近の大気と水質に対し定期的に観測を始めたという。
(翻訳・坂本)
(08/06/09 07:52)
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