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http://jp.epochtimes.com/jp/2008/05/html/d91418.html
開かれた集会(KAZUHIRO NOGI/AFP/Getty Images)
中共・胡総書記訪日:東京で大集会、チベット救済訴える
【大紀元日本5月7日】在留のチベット友好団体(TSNJ)の主催により、中国の胡総書記来日に伴う大集会が東京青山の日本青年館で5月6日午後から行われ、在留チベット人代表の他、ウイグル人代表やモンゴル人代表など中国自治区と呼ばれる地区でチベット人と同様に同化政策に苦しむ少数民族の代表らが本国での中共による弾圧を証言し、内外の報道陣と詰めかけた一般市民の聴衆1000人余りに救済を訴えた。
集会に先立ち、司会のモーリー・ロバートソンさん(J-wave)と池田有希子さん(女優)らが挨拶、「先の長野の五輪トーチ・リレーでは、国内大手メディアに一部圧力が掛かって、中国側に有利な日中友好ムードの偏向報道があったが、勇気ある一般市民らが実際のシーンを動画に収録してユーチューブなどにアップしてくれ、それらがインターネットで一瞬のうちに世界を駆け巡った…既に大手メディアが世論をリードするという時代は終わりを迎えつつある」と述べた。
集会で元衆議院議員の牧野聖修氏は、「中共によるチベットの間違った支配は既に半世紀以上続いている。特に1987年のラサ蜂起では、これの鎮圧の陣頭指揮に立ったのは、当時チベット共産党の書記であった胡錦濤であった。その論功行賞により北京に招聘され現在の地位の総書記になった。そしてまた五輪を前にして、チベットに中共軍を派遣し弾圧を繰り返している。ここ20年間、彼こそがチベットの苦しみを創りだした張本人だ」と激しく糾弾した。
元衆議院議員の牧野聖修氏(大紀元)
インド・ダラムサラのチベット亡命政府のカルマペチョル議長は、「チベットの一般大衆は、1949年の中共軍進駐より、二級市民の扱いを受けて苦しんでいる。これは、人民の虐殺であると同時に、チベットの文化に対する虐殺でもある」と述べ、過去数度にわたるラサの蜂起が、チベット人のやむにやまれぬ心情を表したものであり、すでにチベット側から中共側に判断を委ねる情勢になっているとの認識を示した。
チベット亡命政府のカルマペチョル議長(大紀元)
「内モンゴル人民党」幹事長のケレート・フビスカルさんは、「中国国内の少数民族には、大きくはチベット自治区、新疆ウィグル自治区、内モンゴル自治区があるが、チベットで行われてきたような弾圧は、そっくりそのまま内モンゴルでも行われてきた。モンゴル人は、1947年に中共側から社会主義国家建設という嘘話に乗せられて自治政府を成立させたが、1966年から始まった文化大革命ではモンゴル人32万人が虐殺され悲惨な目に遭った」と発言した。
内モンゴル自治区人民党・幹事長のケレートさん
「世界ウィグル会議」日本特使のイリハム・マハムティさんは、「チベット人たちの勇気ある行動に感謝している。新彊ウィグル自治区では、ウィグル人の親と子どもを引き離す政策が中共によってとられており、ウィグル人の子供は内陸に連れて行かれて中国の環境で教育を受けている。さらに19歳から25歳の未婚のウィグル人女性が、就職という名目で毎年8万人づつ内陸に連れて行かれてその親に電話も許可されていない状況だ。もはやチベット人、ウィグル人、モンゴル人が連帯してやっていかないと(民族的に)消滅させられてしまう」と危機感を露にした。
世界ウィグル会議の日本特使・イリハム・マハムティさん(大紀元)
「アジアと中国の民主化を考えるフォーラム」推進委員の王進忠さんは、「過去60年間の中国で一番の問題は、中国共産党と共産主義の存在だ。私が、ダライ・ラマ法王と会見した際には、チベット問題は実は中国の民主化と信教の自由の問題であるとの認識に到達した」と中国国内における民主化推進の必要を訴えた。
アジアと中国の民主化を考えるフォーラム・王進忠さん
在日チベット人の代表・小原カルデンさんは、「3月10日のラサの僧侶たちによるデモ行進は、命とひきかえにチベットの情勢を知らせる彼らの命がけの行動だった。幸い、私たちはデモできる権利、言論の自由のある日本にいるので、同胞の代わりに中国政府に対して発言したい。中国政府は、チベットを解放したと言っているが、ではなぜチベット人は、尊敬するダライ・ラマ法王の写真を持ち歩いただけで当局に拘束されるのか、中国当局とチベットの特使との会談が、(国際世論をかわし)五輪を成功させるための見世物にならないよう期待する」と述べた。
現在の中国では、既に三つの「自治区」で分離政策と同化政策がかなりの部分で進み、それらの人民は虐殺されると同時に文化的な収奪に遭い、更に人口内の民族比率で漢民族がその過半数を超えるにあたり、各少数民族は自治権と民族性の消滅を危惧する状況になっている。今回の集会は、それらの情勢を反映して、中国国内の民主化をも含めて各民族の連帯した声を際立たせる内容となった。
(記者=玄瑞)