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香港の民間団体が開いた共同記者会見(大紀元)

五輪トーチリレー:香港民間団体、警察の対応を非難

 【大紀元日本5月10日】香港の複数の民間団体が5月7日、共同記者会見を開いた。5月2日の香港での北京五輪のトーチリレーで、警察が中国本土の人々によるリレー抗議者への暴力行為を制さずに、さらに抗議者を現場から強制的に排除したり、彼らの横断幕やプラカードもを強奪したりしていた、と説明、香港警察が抗議者を制する(中国当局の)用心棒に化したなどと非難した。「民主陣営人権」の葉宝琳さんは、「警察のこれらの行動は、香港は中国領の中で自由に抗議できる所ではなくなることを意味する」と述べた。

 抗議団体は、警察の上記の一連の行動は公民権利への冒涜と指摘、市民には言論と集会の自由があるため、香港特別行政区政府に対し、警察に指示した政府関係者の名前の公表などを要求、責任追及を求めている。また、警察のこのような職権濫用を防ぐために、独立権限のある法的調査機構の設立をも要求している。

 5月2日、中国当局のリレー当日に、香港大学哲学専攻の女子大学生・陳巧文さんが、中国当局によるチベットの武力弾圧を抗議し、中国の人権状況への関心を呼びかけたが、赤い服を着た数百人の中国本土の人に囲まれ、罵声を浴びせられ、暴力を受けた。その後、香港警察が彼女を無理やりに地面に押し付け、現場から担ぎ出した。

 また、1人の市民が当時、「胡佳を釈放せよ」(注、胡佳さんは、中国のエイズ感染者を救済する人権活動家、今は中国当局に監禁されている)とのプラカードを持っていたが、トーチが到達前に、私服警官のような男に強奪され、その直後、4、5人の私服警官が彼を囲み、現場から強制に連れ出した。

 上記の団体は、「リレー当日には、各方面の抗議者が集まったが、皆の共同の願いは、中国当局に対し、オリンピック招致の際に交わした人権改善の約束の履行であり、リレーの進行を妨げる意図がまったくない」と述べ、赤い服を着た中国本土の人々が抗議者に暴力的な行動を起こした際に、警察が抗議者の自由に意見を表現する権利を保護するところが、衝突を避けるとの理由で、抗議者を現場から強制に連れ出したり、彼らの横断幕を強奪するときに抵抗されたが、「警察を襲撃するのか」と恫喝したりしていた、などと状況を説明した。

 記者会見では、各民間団体の代表は、香港警察の今回の様々の行動は、組織的に事前に計画されたもので、「政治的任務」である、との共同認識を示し、「今回の事件を通して、警察の権力過大を再度立証しただけでなく、彼らはすでに公民の権利を守る中立立場にある公務員ではなくなり、権力者の命令に従い、恣意に普通市民の公民権を踏み躙る『国家機器』に陥った」と非難した。

 「社会民主陣線」や、「民主陣営」、香港大学の抗議団体、「学聯社運資源中心」などの民間団体の関係者や、市民代表が今回の記者会見に参加した。

 一方、北京五輪トーチリレーで中国人留学生による抗議者への暴力行為が日本や、韓国でも発生している。4月30日、中川昭一などの議員が召集した「中国人権問題のシンポジウム」が憲政記念館で開かれた。その席で、長野でのリレー中に、「愛国心」に燃えた大勢の中国人留学生が「フリーチャイナー」を叫び、抗議者などに暴力的な振る舞いをしていたことが挙げられ、関係者から「このままいくと、我々日本人は自国の地で『フリージャパン』と叫ぶ日も来るかもしれない」と憂慮の気持ちを示していた。

 
(記者・黄静栄、翻訳・編集/叶子)