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(FABRICE COFFRINI/AFP/Getty Images)

スイスUBS:3期連続最悪赤字、5500人員削減

 【大紀元日本5月8日】スイス金融最大手UBSは米低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)の影響を受け、2008年1〜3月期決算で110億米ドル(約1兆5500億円)の赤字になったことを明らかにした。UBSは6日、全社員の7%を占める5500人の人員削減計画を発表し、そのうちの約半分が投資部門の人員で、残りの半分は各部門へ分散させられることになる。

 UBSの今回のサブプライム関連損失の合計が370億米ドル(約3兆8850億円)に達し、金融機関の中では損失額の最も高い銀行となった。1週間前に開かれた株主総会で、上層部は、リスクの高すぎる拡大計画を実行したことに加えて、米国のサブプライムローンの崩壊が今回の巨額赤字をもたらしたことを認めた。UBS上層部は2007年第3四半期で一度策略を調整し、投資リスクを大幅に下げた。

 UBS執行総裁マーシェル・ローナー氏はアナリストとの電話会議で、すでに一部のサブプライム関連商品を150億米ドル(約1兆5750億円)の価格で米資産運用管理会社のブラック・ロック社に売却したことを明らかにした。

 一方、UBSは昨年同期の500億米ドル(約5兆2500億円)流入に対して、今年の第一四半期では120億米ドル(約1兆2600億円)の資本が流出した。スイスの顧客だけでも18億米ドル(約1890億円)が引き出された。他の部門における資本流出は合計156億米ドル(約1兆6380億円)に達している。

 これに対して、UBS財務総裁のスート氏は、資産流出は過去数ヶ月間のUBSの動きと関連しているとし、投資者の信頼を失っていると分析した。

 UBSは顧客に対して、同社に対する「懸念と失望」を認めたが、UBSは豊富な資本をもっていることから、倒産することもなければ、他の銀行に吸収合併されることもないことを示し、顧客に安心を与えることで信用回復に必死だ。

 
(記者・林之昊、翻訳/編集・余靜)