【大紀元日本5月13日】米養蜂調査会(Apiary Inspectors of America=AIA)が先日発表した調査報告によると、昨年の商業ミツバチの死亡率は36%で、一昨年の32%よりもさらに高くなっているという。CNNが伝えた。
養蜂業者は毎年春になるとミツバチを全国各地に運び、開花した農作物の授粉を助けている。しかし、ミツバチは次々と新しいウィルス、農薬や寄生虫に侵されており、専門家は、ミツバチの大量減少が間接的に農作物及び果物の生産減少と関連しており、結果的に食物価格の上昇を招いていると指摘している。
今回、AIAが調査したのは327の養蜂業者で、これは全国約244万個あると思われるミツバチの巣の19%を管轄しているという。
同グループ会長のデニス・エンゲルスドープ氏(Dennis van Engelsdorp)は、「(全国の養殖ミツバチ死亡による損害は)2年連続で大幅に増えている」と述べ、「これは驚くべき数字だ。例えば、3頭に一頭の牛、3羽に一羽の鶏が死んでいると想像してみてほしい。そうなれば、人々はもっと早く警告を発するだろう」と話している。
死亡したミツバチの29%は蜂群崩壊症候群(CCD)が原因で、これはミツバチの成虫が巣を放棄してしまうという奇妙な病気である。エンゲルスドープ氏は、「我々はこの病気についてなにも分かっておらず、予測も出来ない」と話す。
ペンシルバニア州農業庁長デニス・ウォルフ氏(Dennis Wolff)は5月6日、CCD研究のための追加予算を発表した。また、同問題に関心を示す一部企業が、CCD研究に寄付している。
アイスクリーム・メーカーのハーゲンダッツ社は、製品に含まれるナッツやベリーなどのフレーバーが蜂蜜の授粉に頼っており、CCD研究のために25万米ドルを寄付するという。
(翻訳・坂本、編集・田中)
(08/05/13 16:57)
|