【大紀元日本5月1日】中国磁器の発祥地が浙江省北部であることが最新の調査で明らかになった。
中国は世界が認める磁器の故郷であるが、中国磁器誕生の地についてはこれまでにもさまざまに言われてきた。
新華社によると、中国考古学者が4月25日、浙江省徳清において徳清を中心とする浙江省北部地区が中国磁器の発祥地であると発表した。商周時代、当地は中国原始磁器誕生の地および中心となった産地で、工芸レベルは中国磁器生産史上随一であったという。
徳清県は浙江省北部の杭嘉湖平原北部に位置する。考古学調査員によれば、徳清県及び近隣地区では商周時代の窯が30ヶ所以上発見され、このように大規模で年代が古い物は中国では珍しいという。
報道では、2007年初めから08年初めまで、浙江省文物考古研究所、故宮博物院と徳清県博物館考古学人員が共に火焼山と亭子橋を発掘中、10カ所窯の遺跡を発見し、多くの磁器破片が出土した。考古学者らは、これは当時の王室と上流貴族用の高級磁器を造った窯ではないかと見ている。
中国古陶磁器学会会長で故宮博物院研究員の耿宝昌氏など十数名の中国国内考古学者が、今回の発掘では中国磁器の本当の源を発見し、これにより徳清県を中心とした東苕渓流域は中国磁器の起源研究において特殊で重要な地位にあり、名実共に「磁器の発祥地」という誉を持つと言えるだろう。
考古学者らが当地で出土した磁器の品種を比べたところ、ほとんどが、近年中国南方の春秋戦国時代の国、越の貴族の大きな墓で発見された各種原始青磁祭器と楽器と同じようなもので占められていたという。
出土したサンプルの多くは釉の乗りが良く、生地も硬くたたけば澄んだ音がして、表面もムラなく滑らかだという。中国古陶磁器学会常務副会長で故宮博物院研究員の王莉英さんは成形技術や焼き技術にせよ、製品品質にせよ徳清で出土した磁器は逸品と呼ぶにふさわしく、さらには後漢の成熟した青磁に匹敵することもできるだろうと話している。
これ以前の中国考古学会の認識では、最早期の成熟した青磁の出現は後漢時代であったとされている。現在、一部の専門家たちは、中国の成熟した青磁の出現時期は500〜600年早いと見ている。
今のところ中国では磁器出現の最早期は商代であり、明朝時代の嘉靖、万歴年間に至りオランダ、ドイツなどの西洋の職人が中国の対外貿易の商品の中から磁器を模造し始めたという。
(翻訳・市村)
(08/05/01 08:22)
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