【大紀元日本5月10日】中国当局のダライ・ラマ特使との対話再開後も、チベット人への取り締まりが依然続いている。関係者の証言によれば、3月中旬のチベットのラサ市での抗議者武力弾圧以来、チベット亡命政府(本部・インド)にはほぼ毎日、国内のチベット人が逮捕されているとの最新情報が入っている、また、僧侶たちの抗議行動も止んだことがない。最新の情報によると、チベットのナクチェ県にあるお寺・孝登寺の礼拝用の塔が近日中に中国当局に強制移転される、という。
ノルウェーの「チベットの声」ラジオは5月8日、インド南部在住のチベット人僧侶ロサンジャツェさんの証言を報道した。それによると、チベットの甘孜州の炉霍県で、僧侶が延べ3回ほど、中国当局を抗議するデモを行い、計百人以上の人が逮捕された。現地では今、武装警察が進駐し、厳重な警備が敷かれている。
中国当局は、「ラサ市のセラ寺とジョカン寺などの大型寺院で各種の佛教行事が行われている」「僧侶たちが世界の平和を祈り、北京五輪の成功を期待している」と連日伝え、二つの寺で計750人あまりの僧侶が読経し、祈祷していると発表したが、チベット亡命政府と、緊急情報の協力チームは5月8日、この二つの大型寺院には合計で約1万7千人の僧侶がおり、当局が発表した750人というのは極少数であるとの見解を示した。
チベット亡命政府の関係者は5月8日、ラジオ自由アジア(RFA)の取材で、未確認情報として下記の出来事を挙げた。それによると、中国当局がチベットのナクチュ県のシャオドン寺にある「塔林」を強制移転しようとしている。「塔林」は現地の名所のひとつで、チベット人がよくそこで礼拝している。移転の理由は「街の風景に相応しくない」という。孝登寺はチベット北部最大の寺院であり、ダライ・ラマ8世の時に建てられた。
また、四川省の甘孜地区や、甘粛県の甘南地区などチベット人が多くいる地域は、進駐する武装警察の厳密な監視下に置かれているという。
前述の「チベットの声」ラジオによると、中国当局は専門チームをチベットに派遣、寺で僧侶に「法制教育」を展開し、ダライ・ラマ反対を強いたりしている。
(翻訳・叶子、編集・藤川)
(08/05/10 08:19)
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