【大紀元日本4月23日】中国大陸の製造業が集約している東莞地区において、企業や工場の大量移転の影響を受け、昨年より地元のホテルの倒産が相次いだ。4つ星以下のホテルがほぼ半数を占める中、5つ星のホテルは値下げによる顧客の確保に必死だ。5つ星の高級ホテルの中には1泊4500円近くまで値下げするところも現れ、価格破壊で4つ星下のランクのホテルの倒産を促した。
香港「星島日報」21日の報道によると、東莞地区では90以上の高級ホテルがあり、「ホテル業の東莞奇跡」と呼ばれていたという。ここの地区では、5つ星ホテルの数は北京、上海に次ぎ18軒に達しており、4つ星ホテルは25軒もある。
東莞地区のハイアット・ホテルのグループの張文和会長はメディアの取材に対して、これまでに台湾や香港の企業経営が盛んだった時期に、東莞地区のホテルは常に満室だった。しかし、多くの企業・工場が移転し、取引を行うビジネスマンも減っているため、現在の宿泊率は6〜7割に達成すること自体が難しいと語った。
張会長は、東莞地区の高級ホテルが多過ぎることもビジネスを分散させた主要な原因としながら、それに「労働合同法」の実施を加え、ホテル自身の経営コストが増加したことも倒産を促した原因の1つであると指摘した。張会長は、「以前、景気の良いときに、ホテルの宿泊率は8割に達していたが、現在は6〜7割の宿泊率があるだけでも幸いだ」と嘆いた。
東莞市内の5つ星ホテルでは、顧客の減少を止めるために値下げを行った。寮歩鎮で昨年開業した5つ星のホテル悦萊ガーデン・ホテルを例として、スタンダード部屋の料金は1万1千円が4600円まで下がり、その近くの4つ星のグラッデン・ホテルの同ランク部屋料金に比べ、わずか600円の差しかない。また、東莞市の中心にある5つ星のシルバーランド・ホテルのスタンダード部屋の料金は6000円にまで下がり、ハイアット・ホテル莞城アネックスの部屋料金も6100円に値下げした。
しかし、東莞市における5つ星ホテルの建設速度は緩めておらず、2年後には30軒に増加する見込み。一方、5つ星ホテルが増えれば増えるほど、また、1室の料金が約1500円のビジネスホテルの出現によって、東莞地区にある2〜4星のホテルに大きく影響を与えている。
東莞市経済貿易局は4月初めに、昨年4星以下のホテルで、これまでに会議などもっとも多く使用されていた4つ星の華僑ホテルを含めて、半数以上が倒産していることを明らかにした。
(翻訳/編集・余靜)
(08/04/23 06:52)
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