【大紀元日本4月25日】北京五輪開会式ボイコットのキャンペーンを展開する「国境なき記者団」(本部・パリ)のロベール・メナール事務局長が4月25日、来日した。明日、長野で行われる北京五輪トーチリレーでは、中国当局に対し平和的に抗議活動を展開すると示した。
明日長野で行われる北京五輪トーチリレーの話題性が高まる中、メナード氏の来日は多くのメディアの注目を浴びている。3月24日、メナード氏と国境なき記者団のメンバー二人が、ギリシャでの採火式で、チベット解放などのスローガンを掲げたことで逮捕された。そのため、入国審査で成田国際空港で身柄を一時拘束され、東京・外国人記者クラブの記者会見に遅れたが、会見場に入ると、テーブルに色とりどりのバッジをバッグから出し、 | | 「自由」バッジを示すメナード氏(大紀元) | 会場を埋め尽くした報道関係者らを驚かせた。
中国の五輪開催に反対してきた「国境なき記者団」の経緯を簡単に紹介し、明日、長野では平和的な抗議活動を行うとし、漢字で「自由」と書かれたバッジを付け、採火式の際にも示した手錠五輪のTシャツと旗を示した。
来日の目的は、来月6日に訪日する胡錦涛・中国国家主席に対して、チベットや中国の人権侵害の問題について、もっと「明確かつ強烈」に訴えるよう、福田首相に求めていくとし、「福田首相は、この問題についてもっと明確に、強烈に胡錦涛総書記に伝えてほしい。さらに、中国で囚われの身となっている反体制者らのリストを首相に渡すつもりだ。彼らが解放されなければ、北京五輪開会式には、出席しないでほしい」と述べた。
メナード氏は、北京五輪まで100日しか残されていないことを強調し、中国の重要な経済的パートナーであり隣人だけに、言うべきことははっきり言うべきだと示した。
さらに、同氏は、「国境なき記者団」は、政治的な団体でも、チベット組織などのものでもなく、「このキャンペーンのを始めた唯一の目的は、中国が約束した人権状況の改善を示していないからであり、民主国家の代表である日本にその責任を果たすよう促すつまりだ」と語った。
また、ビルマで亡くなったジャーナリスト、長井健司さんについても言及した。
抗議に参加するメンバーの数は明らかにしなかったが、五輪トーチに触れるなどの暴力的なものではなく、平和的に抗議するもので、「リレー沿道にできるだけ近づくつもりである」とした。
明日のリレー報道の際や、中国に行った際には、持参した「自由」バッジを付けるよう勧めた。ジャーナリストの役割は、活動家になることではなく、報道することにあるのではないかという質問については、ジャーナリストは、報道をするのが仕事であるとしながらも、自ら行動するべき時もあるとした。中国での五輪報道は充分行えない状況だが、五輪中に起こったことはすべて報道すべきであるとし、「自由」バッジを身につけることで、「自分が今どこで報道しているのか」を思い起こし、真相を報道したことで逮捕・拘留されている中国人ジャーナリストたちに対するささやかな支持行為であるとした。
「海外のジャーナリストの取材に応えたことで、実刑に処された」人権活動家の胡佳氏についても触れた。
メナード氏は、中国の法輪功への深刻な迫害についても触れ、「これからは、中国の人権状況やチベットに関する出来事について、だれもがよく知るべきだ。中国がその経済力だけで人々に知られるようになる前に、その経済力の代償として、深刻な人権状況があることをだれもが知るべきだ。そうしたことを踏まえて、各国政府関係者は、北京五輪開会式に出席すべきかどうか、よく考えるべきだ」と訴えた。
(記者:シンリー・ショー、翻訳:藤川)
(08/04/26 01:53)
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