【大紀元日本4月19日】輸入米価格の高騰を不安に思う香港及びマカオ市民はこのほど、スーパーマーケットにタイ産の米を買いだめに殺到した。この事態について、中国の温家宝首相はこのほど、「中国本土の食糧貯蔵量は充分香港及びマカオに供給できる」と発表した。BBCが伝えた。
輸入米の中で、香港、マカオ市民が特に好んで口にするのはタイ産のものだという。香港のスーパーマーケットでは、買い物客が1袋5キロの米を何袋もまとめ買い物カゴに積む光景が最近よくみられるという。一部のスーパーマーケットの米コーナーの棚には、品物の売り切れで、がらがらとなっている。また、香港の報道機関によると、一部の食糧販売店では米の価格を10%引き上げられたという。
現在、世界の米の平均卸価格は去年第4四半期の1トン650(約6万6300円)米ドルから現在の1トン1000米ドル(約10万2000円)に約40%と高騰した。国連食糧農業機関(FAO)によると、洪水や大雪などの異常気象などにより、アジアの米供給量が激減した。生産国が行っている輸出制限、石油価格の高騰による運送コストの上昇、さらに先物市場における投機などは、食糧価格の高騰を招いた。
香港とマカオ両地域の住民は主に輸入食糧を消費している。特に米に関しては、輸入品の90%はタイ産米。業界筋によると、米価格高騰について、タイの米輸出業者の貯蔵量の激減で供給不足が生じたのが原因だという。
香港商務及び経済発展局の馬時亨・局長は3月31日、香港特別行政区立法会での質疑に回答する際、香港特別行政区の法令によって指定されている米の輸入業者は必ず香港全市民に15日間の食糧の貯蔵量を保証しなければならないと述べた。
香港のスーパーマーケット関係者によると、今現在米の供給量はまだ充分にあるが、価格の上昇圧力は確かに存在するという。一方、マカオの米販売業者も市民に、供給が保証されているため、われ先を争って恐慌的な買いだめ行為をしないようと呼びかけている。
中国温家宝首相は4月1日、香港とマカオで発生している米の買いだめトラブルについて、中国全国各地での米の貯蔵量は約4000万トンから5000万トンを確保しており、「香港及びマカオへの食糧供給は中国本土が保証する」と述べた。
インド、米輸出禁止へ
世界的に米価格が高騰している中、世界第3位の穀物輸出国であるインドはこのほど、国内における食糧価格の上昇を抑えるために、米の輸出を禁止した。これは、インド政府がインフレ抑制する一連の手段の一つとして、内閣の緊急会議で決定した。
香のよいインド産バスマティ米の輸出価格はこのほど、1トン1200米ドルと、約4割から5割上昇した。インドの輸出禁止は米の価格に世界的な影響を及ぼすとされる。
(翻訳・張哲)
(08/04/19 02:56)
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