【大紀元日本3月25日】ギリシャの古代オリンピア遺跡で五輪の聖火採火式が行われた3月24日、、多くの人権活動家らが抗議、中国共産党(中共)政府の人権状況を厳しく非難し、国際社会に北京五輪の開催見直しを求める中、北京五輪組織委員会の劉淇会長の演説が中断され、騒然となる一幕があった。
報道によると、この日は、気象予報では大雨が懸念されていたことから、採火式は30分ほど早めに行われた。オリンピア遺跡周辺には、警備員ら約千人が配備され、チベット武装鎮圧に対する抗議デモを警戒していた。
ところが、北京五輪組織委員会の劉淇会長の演説の際、「国境なき記者団」のロベール・メナール事務局長を含むメンバー3人が、手錠の五輪が描かれている黒い幕をかざし、「自由」「自由」などと叫びながら、演壇の後ろから乱入した。
中国国内のテレビ中継では、会場が騒然となった模様は放送されず、音声をカットして遺跡や来賓などの映像に替えた。
「国境なき記者団」は、中共政府の日増しに悪化する人権状況に抗議し、各国政府首脳などに今年8月8日の北京五輪開幕式に出席しないよう要請している。
「国境なき記者団」は、「中国は、五輪開催に向けて人権状況を改善するとした約束を果たしておらず、それどころか、チベットの武力鎮圧や情報封鎖を行っている。また、人権活動家・胡佳氏は、公正な裁判も経ず、5年の禁固刑が科せられようとしている」と指摘する。
式典後も、オリンピアの路上で、チベット武力鎮圧に抗議する人々などがリレーを阻止したり、建物の窓から、チベットの自由を求める横断幕などが掲げられた。
この後、五輪聖火は、2万2千人ほどが引き継ぎ、5月にエベレスト登頂を始め、6月19日、20日には、チベット自治区を通過する予定になっている。
タイのオリンピック聖火リレーランナーがボイコット
23日、タイのオリンピック聖火ランナーが、中国共産党のチベットに対する弾圧に抗議し聖火ランナーをボイコットした。タイの聖火ランナーの1人ナリサ・チャクラボングス氏は公開書簡で、中共が行ったチベット人虐殺は完全な人権侵害であり、国際社会は彼らが行った行為を受け入れることはできないと中共に対し強いメッセージを送った。
中共政府のチベット武力弾圧に抗議し、本部がバンコクにある緑化世界基金会は22日に北京オリンピック聖火リレーをボイコットすることを宣言した。そして、チベット人に対して行なった残虐行為の責任を取るように要求した。
同基金会主席チャクラボングス氏は、緑化世界基金会はタイ王国コカ・コーラに同国の環境保護代表として招待され、北京オリンピック聖火リレー活動に参加したことを強調した。聖火リレーは4月19日にバンコクに到着し、バンコクのチャイナタウンからリレーが始まる予定である。
同氏は声明の中で、中共が行ったチベット武力弾圧は完全に国際社会の支持を得られず、受け入れられないものである。よって北京オリンピック聖火リレー活動をボイコットし、この機会に同基金会は中共の取ったやり方に対し強い不満を表すことを伝えた。
人権聖火リレー活動、中国に入る
3月23日に人権聖火が中国に入るため、香港で人権聖火成功の宣誓集会と大規模なパレードが行なわれた。大会の中で「法輪功(ファールンゴン)迫害真相調査連盟(CIPFG)」の「中国大陸での人権聖火リレー活動」により多くの団体連盟が署名した。また「我々は人権聖火を広めて、中国共産党政権と世界に中国人民は人権聖火の方式を広め、中国共産党の暴政が人権を踏みつけている現実を暴き出し、さらに世間の人に対して、中国人民が人権を守ること、中国共産党の暴政に立ち向かう決心と、すばらしい社会を作り出すという理想を伝える」と宣言した。
人権聖火は同じ世界では同じように人権が尊重されるべきであることを強調しているものだ。彼らは、人権聖火は香港にリレーされただけではなくチベットにもリレーすることを表明している。
(翻訳・市村、編集・月川)
(08/03/26 06:37)
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