【大紀元日本3月5日】旧正月の前後、中国の南方において、稀に見る大雪災害が発生し、貴州省などの電力供給網が被害を受けた。電力網は、現在に到っても完全には回復しておらず、電力の消費量が大きい広東省では、深刻な電力不足が発生している。RFAの高山記者が伝えた。
中国・新華社の報道によると、今冬、中国南方の電力網に属する、省間の主幹電力網である貴州、雲南、広西及び広東の電力網が大雪災害の被害を受け、多くの電力設備が深刻な損害を被った。このうち、広東省の電力網は、寒さで多くの都市の送電線が故障し、変電所の運転が停止した。現在、広東地区の送電線は修復されているが、貴州などの省間における主幹電力網は、まだ、完全には回復しておらず、これが、広東省における電力供給の需給の逼迫を引き起こしている。現在、広東の一部の工場は、電力不足のために、半日しか稼働していない。広東省は、既に、電気関連作業員800人を貴州などの地に派遣して、電力網の修復に当たらせている。貴州貴陽の時事評論家である曽寧氏によると、今年の冬、貴州は、百年来で稀に見る厳寒に遭遇したという。
「今冬、南方地区、特に貴州、湖南省は、百年間遭遇したことのない降雪、凍結に遭遇した。貴州地区の指のように小さな送電線に雪が凍結した結果、電線が、電信柱を折ってしまった」。
曽寧氏によると、貴州は、中国ではエネルギー供給が大きな省であり、広東の電力の主要な供給源の一つである。また、大雪災害が発生した当時、貴州各地の電力供給網が深刻な被害を受けたという。
「貴州が、百年来の降雪・凍結に遭遇し、大量の電信柱が折れ、貴州の電力資源を広東地区に輸送することができなくなりました。これが、広東における正常な電力供給に影響し、電力不足をもたらしています」。
曽寧氏によると、現在、貴州の電力網は修復中であり、貴陽市の電力供給は回復したという。
「旧正月後、貴州の高圧電力輸送路の修復が大規模に行われているが、私は、短期間で、大雪発生前の状態に完全に戻ることはないと予想します。したがって、貴州の電力輸送、変電設備は、現在、大規模な修復が行われていますが、災害前の水準を完全に回復しているわけではないと予想しています。”
中国湖南省、浙江省などの地においても、深刻な大雪の被害が発生したが、浙江省杭州の時事評論家・昝(zan)愛宗氏によると、現在、浙江各地の電力供給は、既に、基本的に回復しているという。
「地元紙は、最後の一県の電力が全て開通したことを報じているが、浙江省の被害はあまり深刻ではなかった。なぜなら、浙江省の気候は比較的暖かいからです。最も深刻なのは、湖南省、貴州のあたりで、これら山岳地区の気温はやや低くなっています。浙江省は降雨量が比較的多く、1月10日に雨、雪が降り始め、2月2日、2月5日には大雪が降りました。このため、一旦凍結が起こると、一部の電信柱、電線塔が凍結して大きな圧力がかかり、その結果、多くの電線塔が倒壊しました。”
広東省電力供給部門が先日出した通告によると、限られた電力で社会の需要を満たし、電力網の崩壊を防ぐため、政府の指示による電力のピークシフト利用方案及び応急措置案に従い、工業ユーザのピークシフト利用の監督を実施するという。また、工業ユーザに対し、ピークシフト日においては、自覚をもって生産用の用電を停止し、必要な保温、安全向けの用電のみの利用に限定して都市住民の生活用電力を確保し、難局を共に乗り切ることを求めている。
(08/03/05 09:12)
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