【大紀元日本3月8日】学者達はこれまで、「人口過剰」の時代が来るのではないかを心配していた。地球の資源を消耗し尽くすことを恐れていた。しかし、現在では、多くの国で人口減少が最も重大な問題となった。
過去数千年、人口増加のベースは世界的に遅かった。しかし、産業革命以後、1900年から2000年の間わずか百年間で、全世界の人口は4倍になった。学者の予想によると、今世紀半ばになると、人口は現在の65億人から百億人に達するという。
出産率には「引き続き増加する水準」がある。一組の夫婦が子供を二人産むという基準である。現在、世界人口は増え続けているように見えるが、世界総人口の九分の四は出産率の「引き続き増加する水準」を下回る地域に住んでいる。このような地域や国の女性の出産は減る一方、「安定的な人口」を維持することは実に難しい。
2025年、全世界の平均出産率は「引き続き増加する水準」を下回ると国連が予測した。中欧、東ヨーロッパ(ドイツからロシアまで)、地中海北部、及び日本、韓国と東アジア諸国は人口減少に悩まされると考えられる。
英誌「エコノミスト」は、人口減少の影響は広範囲にわたると指摘している。例えば、高齢化が進んでいるロシアの場合、軍隊は若い兵士を確保するために、すでに徴兵を強化した。日本のある村の話では人口減少が激しく、人数があまりにも少なくなったので、住民は村を捨てて、その土地を工業廃棄物の処分場にしようとした。
調査によると、日本とイタリアの出産率の減少は最も激しい。2030年以降の両国、一人の高齢者を負担する労働者の人数はわずか二人、つまり高齢者と労働者の比率は1:2、しかし、2050年以降にこの比率は2:3となる見込みである。
人口危機の対策に関して、「エコノミスト」は専門家の意見として「人口減少に対抗する方法としては 定年の年齢を上げることや年金の給付開始年齢を上げること及び定年制度を廃止すること、そして企業も従業員の年齢ではなく、従業員が仕事に対する態度を評価すべきであることなどが挙げられる」と伝えた。
(翻訳・侍傑)
(08/03/08 11:51)
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