【大紀元日本3月16日】2カ月にわたる雪害のため、中国四川省甘孜州石渠県では5000頭以上のチベットカモシカ(Tibetan Gazelle)が死亡している。同省林業部門と省野生動物保護局の関連責任者と専門家が今日、緊急に飢えと寒さで死んでゆくカモシカの | | ココシリ自然保護区の森林警察官がチベットカモシカを放牧している=写真は2005年4月、青海省玉樹蔵族自治州称多県で(Photo by China Photos/Getty Images) | 群れを救援するため石渠県に向かった。
地元紙「成都商報」によれば、石渠県は豊富な野生動物資源を持ち、チベットカモシカもその中の一つで中国国家二級保護動物に属している。チベットカモシカは四肢が細く、全身も細く短い毛で覆われており、平均海抜4500mの同県徳榮瑪郷で生息している。死亡数が多い地区の初歩統計によれば、石渠県で少なくとも5000頭が死亡している。
同県農林局局長・何培錚氏は、これは最終的な数ではない。夏季牧場ではすでに大雪がチベットカモシカの死体を覆い隠してしまい、また遠くの山岳地帯では元々正確なデータを出す方法がないと話している。
報道では、気温が上昇し、生き残ったチベットカモシカは当地に放牧されている家畜と共に退牧還草区(放牧をやめ、草地に戻した土地)で雑草を食べているという。また信仰により、大部分の住民は殺生をしないことと近年の政府の厳しい管理により石渠県のチベットカモシカは4万から5万頭に増加していたと何氏は話している。
しかしながら今年の雪害により、石渠県のチベットカモシカは壊滅的なダメージを受けた。今年1月中旬から同県では10回の降雪があり、積雪日は57日に達したうえ、2月の最低気温は零下29・2度にまで達したという。
石渠県は、チベットカモシカがこれ以上死なないよう退牧還草区を開放し、家畜とチベットカモシカが区内に入れるようにし、彼らの食料確保をした。また、当地の政府は住民が死んだチベットカモシカの買付けをすることを禁止し、天気が回復してから特派員が地中深く埋めた。
チベットカモシカは小型で体長1m以下、体重20kg以下。体格はたくましく、動きは俊敏。青藏高原の草原に生息し、一か所に留まらず通常小さな群れで生活をしている。いろいろな種類の草を食べるが、チベットレイヨウ(Tibetan Antelope)のように雑食の習慣はない。
チベットカモシカの毛は、保温性が極めて高く、軽さ、柔軟さから、「カシミヤの王」と呼ばれ、黄金よりも高いとされ、乱獲のため絶滅の危機に瀕したため、現在は厳重に保護されている。
(翻訳・坂本、編集・月川)
(08/03/16 11:00)
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