【大紀元日本1月14日】台湾立法委員(国会議員)選挙は1月12日、与党の民進党は全議席(定数113)の27議席しか獲得できず、81議席を獲得した国民党に惨敗した。民進党の党主席である陳水扁・台湾総統は責任を取り、党主席を辞任した。
陳総統は12日に「これは民進党が設立した以来最大の敗北だ。民進党の党主席として、その責任を負うべきだ」と語り、「私は厳粛に対応し、責任を取って、さらに反省すべきだ。本日より正式に党主席を辞任する」と発表した。
民進党は選挙区において惨敗し、新たに導入された小選挙区制においても国民党に大幅に差を付けられた。3月の台湾総統選挙の前哨戦と見られる立法院選の今回の結果は、陳総統が率いる民進党に深刻な打撃を与えた。
一方、国民党馬英九・党主席は、「これからの68日間で、今回の選挙結果を総統選挙の最重要動力に化すように努力する」と意気込みを見せた。国民党は今回の選挙を非常に重要視し、選挙期間中に、台湾の民生および経済議題を真剣に取り組んだ。これに対して、陳総統政府の打ち出した政策に対して、徐々に不満が募り、嫌気をさした台湾民衆の反応が今回の結果をもたらした原因の1つでもあるとみられる。
評論家らは今回の選挙結果について、国民党は立法院選挙での勝利は予想していたが、総統の罷免案採択まで可能にし獲得した議席数は予想外だと驚きを示した。
*投票は無事終了
今回の選挙と同時に、民進党が提案した「国民党の不当資産返還」および国民党が提案した「政権腐敗追求」を求める住民投票が実施された。投票において、暴動や衝突がなく、平和的に終了した。台湾全土の1万4千以上の投票所は各地区にて開票作業を行い、結果を中央選挙委員会に報告し、集計された。
台湾はかつて戒厳時代において、不正行為を行ったことは多々あったが、現在の開票作業方法では、不正行為を行うことが困難だ。また、改訂された最新の選罷法規定によると、候補者が僅かな票で落選した場合、選挙委員会が開票作業のやり直しを行うことになっている。
*住民投票を拒否
今回の住民投票について、国民党は民衆に住民投票をボイコットするように促したため、多くの有権者は立法委員および政党にのみ投票した。国民党名誉首席・連戦を含み、住民投票はしなかった。民進党を支持する選民は住民投票も行った一方、国民党を支持する有権者は住民投票を拒否したことから、投票用紙を受領する段階で自らが支持する政党を明らかにしたのだ。
一方、陳総統は両党が実施した住民投票、立法委員および政党の4つすべてを投票した。しかし、結果として、投票率は50%に達していなかったため、2つの事案は成立しなかった。
台湾独立志向の民進党より大幅な議席獲得し大勝した国民党は、対中融和を掲げており、3月の総統選の結果によって、今後の中台関係の行方が注目されるところだ。
(08/01/14 10:23)
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