[ニューヨーク 22日 ロイター] 米国株式市場は続落。米リセッション(景気後退)懸念が圧迫した。ただ、米連邦準備理事会(FRB)が実施した緊急利下げにより、世界の株式市場が2日にわたる急落から落ち着きを見せていることを受けて、相場の下げは予想より小幅にとどまった。
FRBは、米株市場の取引開始約1時間前に0.75%ポイントの緊急利下げを発表した。過去23年余りで最大の引き下げとなった。これを受けて、世界的な株安に歯止めが掛かった。
米株市場はこの日5日続落となり、幅広い銘柄が売られた。
日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)と石油大手エクソンモービルがダウとS&Pの下げを主導。P&Gは3%安、エクソンモービルは3.1%安となった。
ナスダック銘柄ではアップルが3.5%下落した。
一方、金利の低下の恩恵を受ける金融株や小売関連株は買われた。S&P小売株指数は5.3%急伸。S&P金融指数は2.2%高。
ウェドブッシュ・モルガンのシニアトレーダー、マイケル・ジェームズ氏は「市場は、それ(利下げ)だけでは危機を脱することにはならないと認識しているが、少なくともFRBは、ネガティブな状況に対し、保守的ではなくやや積極的な行動を示した」と指摘した。
ダウ工業株30種は128.11ドル(1.06%)安の1万1971.19ドル。
ナスダック総合指数は47.75ポイント(2.04%)安の2292.27。
S&P総合500種指数は14.69ポイント(1.11%)安の1310.50。
ダウが1万2000ドルを割り込んで引けたのは2006年11月3日以来。
住宅建設株もFRBの緊急利下げを好感し上昇。ダウ住宅建設株指数は6.2%急伸した。
米銀2位のバンク・オブ・アメリカは4%上伸。同行の第4・四半期決算は前年比95%の減益となったものの、ルイス最高経営責任者(CEO)は、配当を引き下げる予定はないと語った。
(08/01/23 09:46)
|