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世界気象機関(WMO):今年1月と4月、世界観測史上初の最温暖気候

 【大紀元日本8月25日】気象観測業務の国際的な標準化と調整を主な業務とする世界気象機関(WMO)によると、今年1月および4月が世界観測史上初の最温暖の2ヶ月だったという。この発表は、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)チームの温暖化研究報告と一致している。

 今年の夏、南アジアで発生した暴雨および洪水は500人以上の死者をもたらし、1千万人以上が家を失い、農耕地、家畜など巨大な損失をもたらした。政府関係者および救援団体によると、インド、ネパールおよびバングラディシュでは、約3千万人が公共衛生の面において脅威に直面しているという。

 一方、世界気象機関は、南アジアの暴雨は今年に入ってから発生した多くの異常気象の一つに過ぎないとした。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)チームによると、人類活動における二酸化炭素とその他の熱エネルギーを凝集する気体が地球温暖化の主要原因であることは、ほぼ間違いないと断定できるという。

 世界気象機関によると、今年の気象は変化に富んでいるとし、6月に中国が見舞われた豪雨による災害では、1300万人が影響を受けた。また。モザンビークでは今年の2月に、ここ6年間でもっとも深刻な水害を受けた。さらに、欧州南東部およびロシア中部では、今年前半に熱波に見舞われ、記録破れの高い気温だった。

 *警告および観察システムを構築

 世界気象機関は今年末に2007年度の気象報告を発表する予定であるが、それに先駆けて、同機関は他の関連機関との協力の下に、異常気象警告システムを構築し、長期的観察システムを構築し、気象変化がもたらす影響を研究する計画を示した。

 一方、気象変化は食糧不足をもたらし、発展途上国に対して飢饉をもたらす危険性があると懸念される。国際連合食糧農業機関(FAO)ディアフ総幹事長は、世界の南部温暖地区における気象の変化は、食糧生産に不利な影響を与える可能性があると示した。ディアフ総幹事長は、世界で乾季季節を持つ国において、地球温暖化による気温の上昇は農作物の収穫減少をもたらす可能性があると指摘した。しかし、大多数の工業国家において、僅かな気温の上昇は却って農作物の収穫増加をもたらすことにも言及した。

 ディアフ総幹事長は、科学界に対して、未来の気候条件下で成長する農作物の開発および栽培を積極的に研究するよう呼びかけた。総幹事長は、遺伝子組み換え農作物は1つの例であるとし、遺伝子組み換えした作物は過酷な気象および乾燥、貧しい土壌でも成長するとの意見を示した。

 
(記者・豊山総合報道)


(07/08/25 10:02)



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