国際エネルギー機関(IEA)は9日、中期石油市場報告のなかで、2012年までの世界石油需要の伸びを前回予想から上方修正し、生産の遅れが供給危機につながるとの見通しを示した。
IEAは、2007―12年の需要の伸びは年平均で2.2%となり、前回2月時点での予測値2%を上回ると予想。
IEAは「4年間にわたる原油高にもかかわらず、今回の報告は2010年以降まで市場がひっ迫する見通しを示している。供給危機は引き伸ばしが可能だが、さほど長期にというわけにはいかない」と指摘した。
2007年の世界石油需要は日量9580万バレル(bpd)に達する見通し。前回予想は8610万bpdだった。
IEAの石油業界・市場部門の代表、ローレンス・イーグルズ氏は「かなり強い分析結果だ。何らかの手立てを打つ必要がある」と指摘。供給量を増やすか、需要の伸びを抑える必要があるとの見方を示した。
今後5年間の世界製油能力の伸びは、コスト上昇とエンジニア不足による製油施設の建設の遅れで、2月時点の予想を下回る見通し。
生物燃料の世界生産量は2012年までに175万bpdと、2006年水準の倍以上に増加すると予想している。
[ロンドン 9日 ロイター]
(07/07/10 09:22)
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