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宮沢喜一元首相が死去、政府内で突然の死を悼む声も

 宮沢喜一元首相が28日午後に老衰で死去し、政府内で突然の死を悼む声が相次いだ。小渕内閣で務めた2度目の蔵相時代には、積極的な景気対策によって財政悪化を招いたとも言われるが、尾身幸次財務相は「(宮沢元首相の)おかげで、今日の日本経済が順調な回復軌道に乗っている」とし、藤井秀人財務次官は「当時の経済状況の中では最善の判断」と述べた。

 宮沢元首相の訃報に接し、塩崎恭久官房長官は午後の会見で「総理大臣として国政に貢献いただいた。政治改革で、さまざまな議論がある中で議論をリードしていただいた」と功績を称えた。

 宮沢元首相の出身官庁であり、2度にわたって大臣を務めた財務省(当時は大蔵省)では、尾身財務相が省内で記者団に対し、「首相として、大蔵・財務大臣として、バブル経済、バブル崩壊後の日本経済の激動期をしっかりした理論で乗り切っていただいた。そのおかげで、今日の日本経済が順調な回復軌道に乗っている」とし、「これからもご指導いただきたいと思っていたが、誠に残念」と鎮痛な面持ちで語った。

 また、藤井秀人次官は午後の定例会見で、「財務省に縁の深い先輩。日本経済のために、財政、金融、国際金融など多方面でご尽力された。職員一同、心からご冥福をお祈り申し上げたい」と語った。 

 小渕内閣で務めた2度目の蔵相時代には、バブル経済崩壊後の景気の長期低迷に金融システム不安が重なり、景気対策の名目で大規模な財政出動を余儀なくされた。これが日本の財政状況を大きく悪化させた原因とも言われているが、当時の経済政策について藤井次官は「当時の経済状況の中で、最善の判断をされたと思っている」と述べた。

[東京 28日 ロイター]


(07/06/29 08:55)



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