株式市場関係者25人を対象にロイターが実施した緊急アンケート「TOPIXが15年3カ月ぶりの水準、市場が有望とみる銘柄」によると、今後の有望な注目銘柄として、新日鉄(5401.T: 株価, ニュース , レポート)、ソニー(6758.T: 株価, ニュース , レポート)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T: 株価, ニュース , レポート)の3銘柄が最も支持を集めた。トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース , レポート)がこれに続くなど、日本を代表する企業が人気となっている。
アンケートは2月15日─20日に実施。市場関係者に今年いっぱい有望と考えている銘柄を3銘柄ずつ挙げてもらった。
アンケートの結果をみると、日本を代表する銘柄に人気が集まった。現在、物色の中心となっている鉄鋼・造船などの大型株のほか、ハイテク・自動車などの国際優良株、銀行株など業種は分かれたものの、誰もが知っている銘柄を挙げた関係者が多い。
最多得票の4票を獲得したのは、新日鉄、ソニー、三菱UFJFGの3銘柄。新日鉄は、M&A関連で注目度が高いほか、流動性相場にマッチする点などから支持を集めた。ソニーはエレクトロニクスの復活やハイテク株全般の出遅れ感から、三菱UFJFGは先行きの景気向上に伴う金利上昇で利ざや拡大が見込まれる点が、それぞれ注目点になっている。
また3銘柄はいずれもコア銘柄に位置づけられている共通項があり、海外勢の「目」を意識した選択ともなっている。ソニーを挙げた回答者は「相場をリードする海外機関投資家は、日本株をパッケージで買うことを踏まえると、資金が集中するのは自然と日本を代表する銘柄となる。それを踏まえて銘柄をピックアップした」と明かす。
1票だけの銘柄についても、1部市場の有力企業と目される銘柄が大半を占めた。わずかながら中小型株を挙げる関係者もいたものの、前年以降、調整しているジャスダックなどの新興株式市場から注目銘柄を選んだ関係者は今回ほとんどいなかった。地合いが良好であるため、集計結果からは、今後も海外勢を中心とした機関投資家主導の相場展開が繰り広げられる──とみることも可能だ。
業績の向上期待を買いの手掛かりにするほかに、今回は銘柄を選ぶ基準について「本格的なM&A時代の到来で老舗の大型企業が見直される」(コスモ証券エクイティ部・投資情報課長の清水三津雄氏)といった指摘があるなど、M&A時代の本格化を意識した選び方も目立った。
そのほか「株式保有の多い企業が、含み資産拡大という面で期待できる」(みずほインベスターズ証券・投資情報室参事役の大塚徹氏)、「都市圏で不動産を保有する銘柄も注目できる」(金山証券・商品本部長の川崎達行氏)などの声もあるなど、低金利の長期化を予想し、株価と地価の上昇によるメリットを享受しそうな銘柄を挙げる関係者も多かった。
[東京 21日 ロイター]
(07/02/21 15:42)
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