中国の有力エコノミスト、国務院発展研究センター金融研究所の夏斌・所長は14日、人民元相場を穏やかなペースで上昇させる方針を堅持すべきとの見解を示した。金融フォーラムの合間にロイターに明らかにした。
中国の国際収支の黒字は国内総生産(GDP)の約10%に相当する規模となり、アナリストの間では、人民元が過小評価されているとの声が多い。
しかし、中国政府は、人民元を急ピッチで大幅に上昇させると、経済成長を阻害したり輸出関連の雇用喪失をもたらすおそれがあると懸念し、慎重な姿勢をとっている。
夏所長は、人民元の上昇ペースが「年2─3%が非常に良いと思う」と述べた。
人民元の対ドル相場は、管理フロート制に移行した2005年7月以降、これまでに2.64%上昇している。
夏所長は、ポールソン米財務長官が9月に訪中した際に示した人民元問題に関するスタンスを称賛。ポールソン長官が、中国に人民元を上昇させるよう圧力をかけるのでなく、広範囲な政策対話の重要性を強調していたことは非常に賢明、と評価した。
[北京 14日 ロイター]
(06/10/16 10:17)
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