米格付け機関スタンダード&プアーズ(S&P)は21日、大手自動車メーカーの米ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N: 株価, 企業情報, レポート)と仏ルノー(RENA.PA: 株価, 企業情報, レポート)・日産自動車(7201.T: 株価, ニュース, レポート)との3社提携案について、GM側に多大な実行リスクがあり、実現する可能性は小さい、と指摘した。
ルノー・日産自とGMは、経営資源の蓄積や車台の共有を目的とする3社提携について協議に入っているが、21日付デトロイト・ニュース紙は、協力分野や経費削減計画をめぐってこの協議が暗礁に乗り上げている、と伝えた。
ルノー・日産自のカルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)とGMのリック・ワゴナーCEOは10月半ばまでに3社の幹部から報告を受けることになっている。
S&Pの有力自動車アナリスト、ロバート・シュルツ氏は、ニューヨークで開催された自動車業界の会合で、S&Pは、3社提携のような業界の勢力図を変える提携が実現するとは予想していない、と発言。
さらに、その後行われたインタビューで「広範囲で踏み込んだ包括的提携がまとまる可能性は小さい」と述べた。
シュルツ氏は、GMの格付けについて、金融子会社株式を売却でき、元子会社で経営破たんした部品メーカー、デルファイ(DPHIQ.PK: 株価, 企業情報, レポート)の労使問題が解決するまでは、さらに格下げするリスクが残っている、と指摘。
第2・四半期は、経費削減努力が一定の成果を上げ、業績が改善したが「危機を脱したとはとても言えない」とした。
[ニューヨーク 21日 ロイター]
(06/09/22 08:22)
|