自民党の安倍新総裁は25日、幹事長に中川秀直政調会長、政調会長に中川昭一農水相が就任する人事を決めた。総務会長には丹羽雄哉氏が決まった。
中川新幹事長は、衆院広島4区選出で当選9回。自民党森派の重鎮で森内閣で官房長官を務め、小泉内閣で自民党国会対策委員長に就任。政調会長に転じてからは成長重視の「上げ潮戦略」を主導し、安倍新総裁の下でも司令塔的役割を果たすとみられていた。来年夏の参院選の実質的な総責任者としての役割だけでなく、経済政策も含めた「プロデューサー」的な幹事長になる可能性があるとみられている。
総務会長に起用された丹羽氏は、衆院茨城6区選出で当選10回。旧宮沢派から分かれた丹羽・古賀派の共同代表の1人で社会保障政策に精通している。同派は小泉内閣では厚遇されてこなかったが、今回の総裁選では安倍氏支持を打ち出し、同派内からは丹羽氏やその他のメンバーの三役起用か重要閣僚での処遇を求める声が強かった。
農水相から政調会長に転じた中川昭一氏は、衆院北海道11区選出で当選8回、伊吹派。故中川一郎・元農水相の長男で早くから要職につき、小泉内閣では経済産業相、農水相を歴任し、重用されていた。安倍総裁とは安保・外交問題で主張が近く、教科書問題でも同じ意見を持っており、経済政策でどのような方向性を示すのかが注目される。
[ロイター25日=東京]
(06/09/25 12:07)
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