米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は5日、全米銀行協会主催の国際通貨会議(IMC)で講演し、米経済が成長減速局面に移行し始めたとしながらも、FRBはインフレ抑制を確実にするため引き続き警戒する必要があるとの見方を示した。
議長は講演原稿で、「米経済が過渡期に入っていることはかなり明らか。予想されていた経済成長の減速が現在始まっている」と述べた。
コアインフレ上昇については懸念を表明した。
また、バーナンキ議長は、米消費者の財務状況はかなり良い状態にあり、金利上昇にも関わらず、消費者の抱えている負債が今後の懸念となることはない、との認識を示した。
議長は、「現在の状況下で、総体的な米消費者の財務状況は以前より向上している」と語り、「負債がかなり増加したことは事実だが、資産もかなり増加しており、財産は所得と比較してここ数年比較的高水準に上昇した」と指摘した。
議長は「今後、もちろん懸念事項は、高水準の金利が債務返済の調整へとつながることだ」と述べた上で、ただ、米国民のかかえている負債の大半は、数年の間は返済額が変わらない長期固定金利型か金利調整型だと指摘した。
(ロイター6月5日=ワシントン)
(06/06/06 07:48)
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